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食の安全性について

2008.11.28

原産地表示による価格アップが進行するのは許容するとしても、原産地表示の正確性は消費者側にとっての証明手段がその飲食店にたいする信頼性に依存する以外にはないから、ともすればそれを良いことにして偽装表示がいつどこで発生していてもおかしくはないように思える。そのため、飛躍したことになるかもしれないが、原産地表示を推進することがかえって悪質業者の温床を生じやすくしている羽目に陥るのではないでだろうか。本来、食の安全性は原産地にのみ依存するはずはなく、実際には生産過程、加工過程、流通過程および飲食店での調理に至るまでに食材に吸収させ添加させた成分の安全性が対象になるはずだから、生産し加工し流通に関わった業者全てを原産地と共に明示し、かつ飲食店にて調理した内容を表示し、責任の所在を明示しなければ食の安全性は本当には確保されない。映画作品などは作、脚本、演出、製作スタッフそして出演者等全てが表示されているのと同じように、飲食料品においても作品の成り立ちを明らかにしておくのは当然なことだ。そうした認識の上では原産地表示は一つの要素であっても、映画で言えばロケ地と同じである。

作品としては確かに場所は重要だが、その作品の質を高めるのはあくまで人なのだという観点を踏まえたうえで原産地表示の仕方を吟味していくべきである。

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金融危機は人類存続の戒めでしょうか

2008.11.27

今年はとんでもない不況の嵐がやってきました。

アメリカ発のトンデモ不景気。自由競争資本主義というか、アメリカの新自由主義というやつ。レーガノミクスかなんか知らんが、小さな政府なんだか知らんが、規制緩和化なんか知らんが、金儲けに手段を選ばずの世界がとうとう化けの皮がはがれました。かつて聞いたこともないサブプライムローンと様々な金融商品の関係が次々と明らかになるにつれて、手の込んだ騙しの金融構造が暴露されました。いかにアメリカの銀行や証券会社を中心に全世界の金融業界は濡れ手に泡のぼろ儲けを画策してきたかが分ってきました。格付け会社が優良とした実はとんでもない不良金融商品が全世界にばら撒かれていたことが今頃になって明らかになってきたのです。住宅の値段がどんどん上がり続けることが前提でサブプライムローンは成り立っていました。しかし、こんなことがいつまでも続くわけはないのに不動産バブルをに浮れていました。もとFRB議長のあのブラックマンデーを克服した有名なグリーンスパンでもこれを防ぐことができなかったのはいったい何なんでしょうか。金金金の亡者達が悪巧みして住宅ローン債権の市中販売パッケージそのものが浮遊証券化して世界中にばら撒いてしまったため取り返しのつかない事態になってしまったのです。

そのおかげで、マネーのフローが滞り、個人消費が低迷し、実体経済の活力が見る見る低下して、企業業績が落ち込んでいきました。日本の株価は20年以上も前の株価水準になっちゃいました。為替レートがすさまじい変化。年間30円ほどの値幅で上がり、すごい円高になってしまった。1ドル90円台。何だこれはと言う感じですよ。需要は減るわ、円高差損わで、輸出産業は大打撃です。だから、株価はめちゃくちゃに下がりました。ボーナスは下がるし、首切りがおこるし、倒産は起こるし、こうなると税収も減るし、年金が危なくなってきます。我が家も株式や所有不動産価値が大幅に目減りして、車の買い替えや家の修理や買い替えなどはできない事態になってしまいました。

それだけじゃない。油もようやく値下がりしてきましたが、北海道に住むものとしてあの驚異的な高騰ぶりは恐怖でした。車の運転もままならず、給湯や暖房をどうしたらよいのか悩ましい事態です。家で厚着をし、ジッと耐乏生活を送ることが肝要です。

しかし、よく考えてみますと、この金融経済危機は我々人類の活動を戒める上で貴重な事件なのかなと思われてきます。この数年日本を除いてむちゃくちゃに世界的に経済発展が進みました。たとえば、産油国でもない沙漠のドバイに物凄い金融バブルの大都市が建設されました。BRICS諸国の目覚しい産業革新による経済成長が進展しました。そして、資源の急速な需要拡大と枯渇の懸念からあらゆる天然資源が高騰したのでした。その一方で地球温暖化問題やエコロジーの問題に対して意識の向上が益々必要とされてきていました。その中にあって、この人類の欲望と存続にかかわる問題に対して警告を与える事件が勃発したなと思いました。自由主義経済の中での経済発展にブレーキをかけないといけない問題点は沢山あると言う事です。金欲、物欲を抑制することと資源の無駄遣いを節制し、世界的規模で責任分担しなけりゃいけない時代が到来したなと思います。アメリカ中心でなく世界のコントロールタワーがないと駄目になりそうです。

我が家としては自給自足率を高める生活が必要である。そのようにカリスマ山姥がいつも申しております。

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